はたしてこの名前は出していいのだろうか…しかし間違いなく本名ではないし、あってても苗字くらいだろうから問題あるまい。

蛙の子は蛙というべきか、父親同様、自分は勧誘の電話をからかうのが好きである。

まぁ父親の方は本当にからかっているので(どうせ意味ないだろ(笑)といった言葉)少しタチが悪いとは思うが…いや、変に長引く分自分の方がタチ悪いか?それは相手によるだろう。

自分は適当に話しを聞いて後半相手を否定し、討論するような感じ、切るさいには一応謝るが…だったら最初から言うなよといったところか。

ともあれ親子そろって勧誘の方には迷惑をかけている。

しかし、血筋の他にもこのようになった理由がある。

自分が高校時代、勧誘界において最強の漢(おとこ)との接触があったのだ。

その漢の名は、ラグビー佐藤!!


夏休み間近のある日…

「プルルルル、プルルルル。」

俺 (ん、電話か。)カチャ「はい、もしもし。」

ラグビー「もしもしこちら○○予備校ですが、えーむさんはご在宅でしょうか?」

俺「あ、自分ですが。」

コノトキ、イナイトイッテオケバ、アノ1ジカン30プン二オヨブカンユウハナカッタノニ…

予備校のマニュアル通りの説明を受けること20分…

突如、ラグビーは牙を剥き出した!

ラグビー「えーむ君は太平洋に落ちた十円と水溜りに落ちた百円どっち拾う!?」

俺「そりゃ水溜りに落ちた百円ですよ。」

ラグビー「そうだろー」

ラグビー「じゃあ、えーむ君はおっぱいの大きい美人のと小さいブスどっち選ぶ!?」

俺「あ、いや、まぁ、美人ですけど…」

ラグビー「そうだろ!そうだろ!つまりそういうことなんだよ!」

いや、どういうことだ。その予備校いけば確実に得するということか?

ラグビー「どうだ!燃えてきたか!?」

俺「いや、あまり…」

ラグビー「じゃあもう一度言うぞ!」

…ホントに繰り返した。

ラグビー「どうだ!燃えてきただろ!!」

俺「いや、あまり…」

ラグビー「じゃあ、このあとの言葉をいってくれ!水溜りの百円!美人で大きいおっぱい!はい!!みずたまりの〜…」

俺「百円。」

ラグビー「美人でおっきい〜…」

俺「お、おっぱい。」

(勘弁してくれ、一階に親がいるんだ。なにが哀しくて電話におっぱい言わなあかんねん。)と思っていた矢先…

ラグビー「声が小さい!もう一回!!」

耳鼻科行けよ…

そして同じことを大きな声で繰り返す。

ラグビー「どうだ!燃えてきただろ!!!!?」

俺「あーはい、そうですね。」

ラグビー「じゃ×日に○○の受け付けでラグビー佐藤の紹介といってくれ!」

俺「いや、その日はたぶんいけな

ラグビー「じゃあ絶対来いよ、まってるからなー。」ガチャ

断ろうとしたら切りおった。

次の日学校で俺の友達に話したら友達のうちにもかかってきたらしく(またもハイテンション)、その友達が部活を聞かれ野球部と応えたら…

ラグビー「俺も高校までずっと野球やってたんだよ!!」

おい、ラグビーはなんだよ!!多分野球歴の方がなげぇだろ、佐藤!!

実は後日またラグビーから電話がきたのだが、弟のふりして逃げました。

そんな辛い過去ゆえ(?)、勧誘の方とは戦いたくなってしまうのです。

でも勧誘の方と話があって、一時間くらい無駄話したこともあったけどね…

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